【凱旋門賞】血統分析 注目の父馬は英愛で首位に12回輝いた大種牡馬ガリレオやその後継馬スポーツ報知 小欄ではG1凱旋門賞について血統面から狙い馬を探したい。凱旋注目の父馬は英愛で首位に12回輝いた大種牡馬ガリレオやその後継馬 。門賞馬は牡馬近年、血統特に目立つのが14戦全勝の歴史的分析の父名馬で 、種牡馬としても2021年と2023年の英愛チャンピオンサイアーとなって成功を収めるフランケルだ。注目 近3年は2021年3着ハリケーンレーン 、英愛liverpool live2022年1着アルピニスタ、で首昨年2着ウエストオーバー、位に同3着オネストと 、12いたガリレオやそフランケルの産駒が連続して好走。回輝の後昨年は1着エースインパクトの父クラックスマンの父がフランケルだから、大種フランケルの血を持つ馬が上位3着までを独占したことになる 。継馬 今年の出走馬では 、凱旋ノッティンガム・フォレスト 対 ニューカッスルデリウスがフランケルの産駒。門賞馬は牡馬半姉に英G3ホッピングズフィリーズS(芝10ハロン42ヤード)の勝ち馬ヌコシカジ 、血統いとこに2019年の米芝牝馬チャンピオンでBCマイルなどG1・4勝のユニがいる。曽祖母エルジャッジの子孫からもG1仏ダービー馬ミシュリフやG1仏オークス馬ラーファなど多くの活躍馬が出ており、母系のレベルは高い。
ソジーは父がガリレオの半弟で2009年のG1凱旋門賞馬シーザスターズ。勝ち馬こそ出ていないが 、同じ父を持つクロスオブスターズが2017年2着 、シーオブクラスが2018年2着に好走した 。おばのソルティレージュは伊G1リディアテシオ賞(芝2000メートル)の勝ち馬。ドイツで栄えたファミリーの出身で、曽祖母ザカリナの産駒ザムームとスキャパレリ、孫のシーザムーン(ファンタスティックムーンの父)はG1独ダービー馬だ 。
前記ガリレオとシーザスターズ兄弟の母アーバンシーは1993年のG1凱旋門賞馬 。さかのぼってアーバンシーの母アレグレッタが当レースにおける強さの源泉ではないかと見ている。2021年の覇者トルカータータッソはガリレオやシーザスターズの血を持たないが、4代母がアレグレッタだった 。 今回出走するロスアンゼルスも4代母にアレグレッタを備える。曽祖母アレレトロワの産駒アナバーブルーはG1仏ダービー馬 。昨年の優勝馬エースインパクトの母の父でもある。父キャメロットは英・愛ダービー馬 。父系祖父モンジューは1999年のG1凱旋門賞でエルコンドルパサーとの激戦を制した名馬だ。
最後にシンエンペラー。全兄ソットサスは2020年のG1凱旋門賞で不良馬場をものともせず、好位から鋭く伸びて勝利した 。半姉シスターチャーリーは2018年の米芝牝馬チャンピオンでBCフィリー&メアターフ(芝11ハロン)などG1・7勝を挙げた名牝。父シユーニは仏総合チャンピオンサイアー2回(2020、2021年)の名種牡馬で、2021年の欧州年度代表馬セイントマークスバシリカや2023年の欧州3歳牝馬チャンピオンのタヒーラといった一流馬を出している。 フランス生まれの良血だけに 、シンエンペラーが2022年の仏アルカナ社オーガスト1歳セールにて最高価格の210万ユーロ(当時のレートで約2億8400万円)で落札されたのも納得 。期待は大きく 、それに応える確かな血統的資質もある 。
◆成田幸穂(なりた・さちほ) 1984年8月8日、東京生まれ 。(株)サラブレッド血統センター所属。週刊競馬ブック連載「海外競馬ニュース」の編集を担当 。同誌のほか 、研究ニュースで予想コラム「血統アカデミー」を執筆中 。 続きを読む |
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